6月末の三代目さるびあ丸の就航に伴い
今日が二代目さるびあ丸の東京-大島間の最終航海でした。
ということで、昨日の予告通り
カメラを持って元町港に見送りに行ってきました。
14時前、港周辺は混雑が予想されたので車を仲の原園地に置くと
既に三代目さるびあ丸は入港済み。
今から二代目さるびあ丸が着岸しようというところでした。
長根浜から移動しながら新旧二隻を撮りました。
橘丸と三代目さるびあ丸は四角い船尾なので
東海汽船の船舶でこの丸いヒップラインは見納めですね。
大勢の島民が見送りに詰めかけました。
町長から花束贈呈のセレモニー。
元町港先端でアームを伸ばしたユニックの先にUW旗が掲げられていました。
UW旗とは「貴船の安全な航海を祈る」
という国際信号旗のことです。
これは二代目、三代目両さるびあ丸にも掲げられていました。
そして。
お見送りと言えば紙テープ。
大島らしく、盛大にカラフルに。
そうして14時30分、出港。
三代目さるびあ丸を伴い、大島から東京へ最後の航海に向かいました。
二代目さるびあ丸出港ののち、ゆっくりと沖へ流れつつ、
海底に沈んでいく紙テープが切なかったです。
二代目さるびあ丸、28年間の伊豆諸島航路お疲れさまでした。
ジェットフォイルの就航で、確かに東京大島間の距離は縮まりました。
しかし、時間はかかりますが大型客船でしか体験できない潮風を受けながら
東京湾や太平洋の風景を楽しむ、家族や仲間とゆっくり語らう、などの
旅の風情、船旅の魅力というものがあると思います。
大島へお越しのお客様、お時間に余裕のある方はぜひ大型客船での船旅を
おすすめいたします。